熟成されることで素晴らしい香りを発揮する

エキゾチックな香り

「今まで嗅いだことのない異国の香り。」

1820年代に香りが染み込んだショールがインドからイギリスに輸入されて一躍有名になったパチュリーの香り。

インドではパチュリーをショールやリネンや衣類を虫から守るために、乾燥させた葉をサシェに入れて使っていたそうです。

荷物に付いていた1枚の葉っぱ。

エキゾチックな香りのするこの葉はなんだろう?と当時の人々の不思議がる様子が想像できますね。


目立たない見た目

パチュリーはシソ科の多年生の植物で、目立たない見た目でそのままだと香りもないそうです。

目立たないのに誰がこのパチュリーの香りを見出したんでしょうね〜。
不思議です。

そのままだと香らないパチュリーの精油はどうやって得られるんでしょうか?

一手間かけることで香りが生じる

パチュリーの精油を得るためには一手間かけるそうです。

まず水蒸気蒸留する前に、乾燥させ発酵させ植物中の細胞壁を壊すと、葉に香りを与える「パチュロール」などの分子の前駆体が生じるそうです。

見た目は地味だけれど、一手間かけることで素晴らしい香りを生み出す。

「秘められた魅力・可能性に気づく」
「熟成させることで輝きを増す」

そんなメッセージがありそうですね^^

グラウンディングを助けてくれる香り

香水のベースノートとして役割を果たすパチュリーの香り。

この重たい香りがふわふわして落ち着かない気持ちを、しっかりと地に足をつけるようにと導いてくれそうです。

心と身体がバラバラな状態を、しっかりと結びつけてくれる香りです。

この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター