月1回のペースで開催しているアロマアナリーゼ練習会。
昨日練習で選ばれた精油はサンダルウッド精油とミルラ精油の2本でした。
セッションの練習に加えてこの2つの精油の考察も皆さんと一緒にしました。
精油の考察はあらゆる方向から精油を眺めていきます。そこから感じたことが精油のメッセージに繋がっていきます。
こんな感じでサンダルウッド精油を考察しています。
サンダルウッド精油とは
サンダルウッド精油。
私たち日本人にはとても馴染み深い香りだと思います。
「白檀(ビャクダン)」と言えば精油を知らない方でも「あぁお線香の!」とおっしゃいますね。
お線香の香りからおばあちゃんの家の匂いと想像される方もいらっしゃいます。おばあちゃんとの良い思い出がある方にとっては優しく懐かしい気持ちが溢れてくるかもしれません。またこの香りを嗅ぐと落ち着くとおっしゃる方もとても多いですね。
サンダルウッド精油は木部、木の中心である芯材の部分から精油が得られます。
精油の作用としてはαサンタロール、βサンタロールが主成分で、心臓強壮作用(心機能調整)があります。
歴史が長く宗教儀式にも使われてきたサンダルウッドの香りは、呼吸を穏やかにし気持ちを落ち着けさせてくれます。
サンダルウッド精油の考察
サンダルウッドといえば、宗教儀式に使われたきたことから「神聖な木」として認識している方が多いです。私もそうです。
その認識が覆ったのが、サンダルウッドは「半寄生植物である」ということでした。
芽が出てから1年程は自力で生きていくのですが、それ以降は周りの木の根に自分の根を侵入させて栄養を得るのです。
これを知った時に「神聖な木のイメージが崩れた」と感じる方が多いのですよね。
でも。ちょっとサンダルウッドの気持ちになってみませんか?
周りの木に栄養をもらわないと生きていけないんです。生きるために周りに頼ることは必要なことなんです。
「半寄生植物である」という情報から何を感じますか?
私はここから「生きること」「自分らしく生きること」「生き方の探究」というようなキーワードが浮かんできました。
また「頼る」というキーワードも浮かび上がってきました。
正解不正解はない
こんな感じで自由に精油の考察を重ねていきます。
この考察の材料を元にアロマアナリーゼを行なっていきます。
仮説と検証。
精油の考察が仮説だとすると、アロマアナリーゼは検証といえます。
セッションを重ねていくと仮説がアロマアナリストの中で真実となっていきます。
精油のメッセージはアロマアナリストの数だけあります。正解や不正解があるものではないのです。
精油のメッセージ作り
「認定アロマアナリスト養成講座」では精油の考察、精油のメッセージを受講生さんとディスカッションをしながら作り上げています。
もっと精油を深掘りしたい
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