カモミールローマン精油 Chamaemelum nobile
カモミールジャーマン精油 Matricaria recutita
今日のレッスンでは「ふたつのカモミール」を取り上げました。
同じキク科に属しますが違う植物です。
今日の受講生さんはローマンもジャーマンもいい香り!
特にジャーマンの香りが心地よくて!ということだったので、時間をかけて、掘り下げてみることにしました。
心地よく感じるってことは何か意味があるってことですから^^
ジャーマン精油はハーブティーの時とは違って、色も香りもとても自己主張が激しくなります(笑)
私は初めてこの香りを嗅いだときに「この香りを好む人はいるんだろうか??」と思ってしまいました。
でも、この香りを好む方は割と多いんですよね。
私が注目したのはジャーマン精油の「濃い青色」です。
これは「カマズレン」という成分が含まれるためなのですが、この成分は水蒸気蒸留のときに現れる成分です。
「マトリシン」という前駆物質が蒸留により濃い青い色のカマズレンとなってジャーマン精油に含まれます。
蒸留により表に出てくる「アズレンブルー」。青い色はチャクラで言うとスロートチャクラ。ここが閉じていると
うまく自己表現ができないと言われます。
蒸留により出てくるアズレンブルーを持つジャーマン精油は「自己表現を促す」というメッセージがあると言えます。
自分の想いを口にすることの必要性ジャーマン精油は教えてくれているのではないでしょうか。
そしてローマン精油。私は学名と植生に注目してみました。
学名のnobileは「高貴な」という意味を持ちます。
そしてローマンは踏まれてもよく育つ強い生命力を持ち「逆境に負けない強さ」という花言葉を持ちます。
自分の中の高貴さ、プライドさえしっかり持っていれば、どんなに踏みつけられようとも太陽のように自分自身を輝かせることができる。
「自尊心、誇りを大切に」というメッセージがあるのかなと思いました。
花の黄色い部分を上に突き出しているジャーマン。
花全体を広げてまるで太陽のように堂々と咲くローマン。
両方の花の姿を見てもメッセージに通じるような気がします。
精油の考察は本当に楽しい!
そして精油の香りが心を開くことの素晴らしさを改めて実感しています。