精油の働き、マイナスの可能性もあることを知っておく。

これからスギ花粉が飛散し始め悩まされる時期になりますね。

少しでも花粉症の辛い症状を緩和したい!ということで精油に頼る方もいて、アロマのプロとして相談を受ける方もいらっしゃることと思います。

精油のプラスの面はたくさんあります。ですがマイナス面もあるのが精油です。
かえって花粉症の症状を悪化させてしまう可能性のある成分を持つ精油もあるのです。

・・・ということをナードアロマテラピー協会会報誌のバックナンバーで見つけました。
当時はスルーしてしまったようですが(苦笑)なるほどそうか〜と思ったのでシェアします。

それは柑橘系精油に多く含まれる「d-リモネン」という成分です。
これは花粉症などアレルギー症状を誘発、悪化させる可能性があるということです。

それはどういうことかというと・・・
ちょっとややこしいかと思いますが、なるべくわかりやすく説明したいと思います。

d-リモネンには「アセチルコリンエステラーゼ抑制作用」という作用があります。

「アセチルコリン」は神経伝達物質で、作用が増強されると副交感神経の働きが活発になります。
「アセチルコリンエステラーゼ」は「アセチルコリン」という神経伝達物質を分解する酵素なのです。

d-リモネンが「アセチルコリンを分解する酵素の働きを抑制する」ということは結果的にアセチルコリンを増やすことに繋がります。

アレルギー症状は副交感神経が優位な時に悪化しますので、アセチルコリンが増えることにより、花粉症のなどのアレルギー症状を悪化させる可能性があるのです。

ということでd-リモネンを多量に含む精油は、花粉症などアレルギー症状を悪化させる可能性がある、ということになるのです。

d-リモネンは柑橘系精油に多く含まれます。
オレンジスィート、グレープフルーツ、マンダリン、ライム、レモン・・・。

さて、どうしましょう。。

症状を悪化させる可能性があるならば、もしかしたら私たちに馴染みの深い柑橘系精油は、花粉症対策のブレンドには使わない方が良いかもしれない・・・という選択をするかもしれません。

成分の作用はそうだとしても、香りで心地よくいられるならブレンドに加えても良いんじゃないか?という考えもありです。

大事なのはマイナスの可能性もあることを知っておくことなのかもしれませんね。

そしてもっと大切なのは、目の前のクライアントさんと時間をかけて会話をし抱える背景を理解しホリスティックな対応をすることですね。

ちなみにアセチルコリンが増えることでアルツハイマー病の改善・予防にも繋がります。
これはプラス面とも言えるかもしれませんね。

精油に含まれる成分にはプラス面もマイナス面もあることを理解することですね。

会報誌のバックナンバーは宝の山です!

色々と調べているとほとんど自律神経に繋がっているなぁと静かに興奮しています。

この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマアナリスト
アロマアナリーゼインストラクター
NARDアロマテラピー協会認定 アロマインンストラクター
NARDアロマテラピー協会認定 アロマセラピスト