なぜ「精油の安全性」を知らなければいけないの?

「精油の安全性ガイド」

皆さんはロバート・ティスランドという方をご存知ですか?

アロマを学んだ方ならご存知の方だと思いますが

「アロマテラピー 芳香療法の理論と実際」

という書籍を書かれた方で、この本が翻訳されたことがきっかけで、日本でもアロマが広がっていきました。

実はロバート・ティスランド氏を歴史上の人物と思っていらっしゃる方も多いらしいのですが、現在もご存命ですよ〜(笑)アロマのパイオニアとして世界的に名の知られた方です。

昨年ようやくこの書籍の日本語版が出版されました。

「精油の安全性ガイド」

数年前に英語版が出ていましたが、待ちに待った日本語版。
書籍というより辞典ですね、これは。

そして先日この書籍の出版記念セミナーに参加し、ロバート・ティスランド氏から直接お話を聞くことができました。(このセミナー、かなりのプラチナチケットだったようです!)

当日はご本人の写真とサインはNGでしたので、替わりにサイン入りのこのポスターが掲示されていました(笑)
70歳を超えているとのことですが、とてもみえなかったですよ!

精油って安全じゃないの?

「精油の安全性ガイド」というタイトルから「あれ?精油って安全じゃないの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
特にこれからアロマを学ぼうと思っている方や、アロマを学び始めたばかりの方は。

精油というのは天然由来のものですが、

人工的に濃縮された物質

人の手によって濃度を高くしているので、自然界に存在しているものとは異なるのです。
(例えばペパーミント精油は自然界の200倍の濃度になります。)
ということをしっかり理解して使わないといけないのです。

これだけ濃度が高くなっているので、様々な反応が起こる可能性があるのです。

「自然のものだから安全」という図式は決して成り立たないのです。

セミナーでのティスランド氏の言葉です。

精油を利用する人全員が「精油の安全性」を理解する必要がある

アロマのプロだけではなく、精油を使う人すべてです。プロアマ問わずです。

精油って私たちにとても素晴らしい恩恵を与えてくれる存在です。
私はそれを深く感じているからこそ、こうしてアロマを伝える身でいるわけですが、それが何も知らずに誤った使い方をして「精油って怖い!!」となってしまったら、本当に悲しいことです。

精油の安全性を学び伝えることは

「心地よく精油を使い続けたい」
「精油の可能性を潰したくない」

そして

「アロマを伝える身としての責任」

があると私は思っています。

自分で考えて判断ができるように。

いつでもどこでも手に入る「精油」ですが、どのように使ったら心地よく安心できるのか、どのように使ったら危険性が増すのか、その情報を得られる機会がとても少ないような気がしています。

精油はとても素晴らしいものだよ!!と良い側面ばかりを伝えるのではなく、精油はこういうものだから、こういう使い方をしたら危険だよ、という情報もしっかりお伝えしていかなければいけないと考えています。

アロマには無限の可能性がある

ただし「使い方を間違えなければ」という前提があってのことになります。

アロマ初心者さんのための精油の使い方講座

アロマを自分の生活に取り入れたいと思っている「アロマ初心者さん」が、自分で考えて判断できるような情報をお伝えする講座を開催します。

アロマとは?
精油とは?
精油はどうやって私たちの心身に届くの?
精油を購入するときに気をつけたいこと
精油を使うときに気をつけたいこと

このような内容をちょっとした実験やアロマクラフト作りを交えながら、お伝えしたいと思っています。

第1回開催は 5月25日(土) です。

その他詳細はhttps://irodoriaroma.com/menu/school-menu/irodori-original-course/をご覧くださいませ。



この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター