「多様性」を考える

一昨日の夜、薬剤師でもある久保田泉先生によるオンラインレッスンの最終回でした。

1回目、2回目は「精油の体内動態を考える」
3回目は「薬の効き方・精油の効き方」

という内容でした。

3回を通じて感じたことは「人の多様性、精油の多様性」ということ。

私たちの体内では代謝のためにチトクロムP450(CYP)という酵素群が働きますが、遺伝的なもの、年齢、人種により違ってくるそうです。

そして嗅覚受容体遺伝子もある受容体を持つ人、持たない人、がいるそうです。

となると、精油の香りの感じ方、精油の作用のあらわれ方は人それぞれ違うということになりますね。

「万人に良いとされる精油はない」ので「精油を型にハメてしまう」のはちょっと危険かも?と思うのです。

もっと目の前の人を観察して、もっと精油を多面的に理解して、精油を提供することがとても大事なことだと痛感しました。

それが人にとっても精油にとっても喜ばしいことなんじゃないかな?と思うのです。

昨夜お世話になった「ゼラニウム精油」止血の目的で使いました。

傷の手当てにも使えますし、心のアンバランスにも使える精油です。

この精油はこうだ!と決めつけずに、あらゆる方向から眺めて精油を使いたいものですね。

この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター