「薬用エッセンシャルオイルの科学」を購入して思ったこと

フランスの精油の研究者であるピエール・フランコム氏の書籍「薬用エッセンシャルオイルの科学」が発売となり早速購入しました。

定価16,500円です・・・。

私がアロマを学び始めた2008年にはすでに絶版になっていた「アロマテラピー大全」のスピリットを持つ新しい本と紹介されていました。
(「アロマテラピー大全」はすでに中古で高値が付いていまして、上・中・下とあるうちの上巻のみ運よく購入できました。)

アロマ関連の書籍は必要と感じたならば購入しておかないとすぐに絶版になってしまうのですよね。
2018年に発売された「精油の安全性ガイド」はすでに品切れで重版未定だそうですよ!

アロマインストラクターとして「精油」をお伝えする身ですので幅広く情報を集めておきたいと常に思っています。

この本は芳香植物の活用の歴史的起源などが豊富な写真とともに伝えられていることや、植物の分類や栽培・収穫などの情報が詳しく書かれていてとても参考になります。(まだ全てを読み終えたわけではなくつまみ読みですが・汗)

そしてなんといっても芳香分子の特性や精油の使用方法が詳しく書かれているのがとても読み応えがあります。

私自身はアロマの本格的な学びのスタートが、ヨーロッパでのメディカルアロマテラピーの情報を日本へという目的で設立された
「ナード・アロマテラピー協会」でしたので、いわゆる日本で「フランス式」と言われる精油の成分・作用に着目した活用方法を主に学んできました。

こういう学びの経路がありますので芳香分子の特性やそれを活かした精油の活用方法はとても興味深く感じます。

こんな精油の活用方法があるんだと学ぶ分には問題はないですが、この書籍に書かれている活用方法を安易に他人にすすめることは危険です。あくまでも情報として得ておくに留めておくのが良いんじゃないかと個人的には思います。

精油をどう捉えてどう活用するかは個人の自由ですし、人それぞれのアロマテラピーがあって良いと思っています。
アロマテラピーを伝えていくにはしっかりと「自分のアロマテラピー」が必要だな〜とつくづく思います。

私自身のアロマテラピーは学んだ当初から少しずつ形が変わってきました。
その辺りのことを備忘録的にも書き留めておこうかな?

長くなりますので次のブログで書きたいと思います。





この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター