最近のレッスンで連日お伝えしている「嗅覚」だけができること。
「なぜ香りを嗅いだだけで気分が変わるのか」
アロマの勉強の一番最初のところで学ぶところですが、インプットはできていても「自分の言葉」で
アウトプットできていますでしょうか。
昨日のブログと繋がるのですが、もう一度、嗅覚の仕組み、嗅覚だけができることを自分の言葉で明確にしていくと、
「アロマってただなんとなく良い」という世間一般の認識を変えられるかもしれません。
それによって自分のアロマの仕事の価値というものを世間の人にもっと知ってもらえると思っています。
「嗅覚」の研究は他の感覚器と違って研究がとても遅れています。
失ったら困る感覚は何ですか?と聞かれたら、視覚、聴覚、と答える方が多いかもしれません。
コロナで嗅覚・味覚を失うという方もいるというお話を耳にしますね。
嗅覚を失うとどうなるのか?
匂いを感じないというのはとても恐怖だと思うのです。今まで匂いを感じて想起されてきた
「思い出」や「感情」までも失ってしまう。。
レッスンの中でもお伝えしたのですが「アノスミア」という書籍。
アノスミア わたしが嗅覚を失ってから取り戻すまでの物語
私がこの本を読んだのは6年ほど前のことです。
「アノスミア」とは嗅覚脱失の症状のこと。数年前にスクールに来た方が過去に「アノスミア」だったのですが、
幸いに取り戻すことができて匂いが感じ取れることが嬉しい!とレッスンの中でおっしゃっていたのが印象的でした。
嗅覚を失うことなんてあるんだ!とその生徒さんの出会いがきっかけで知りこの本に出合いました。
シェフ志望だった著者が、交通事故で嗅覚を失い取り戻すまでの物語です。
レッスンの中でお伝えしたので、私ももう一度読み直してみようかな?と引っ張り出してきました。
嗅覚という感覚がいかに私たちに大切な感覚なのかを知ることができますし、
アロマの仕事の価値というものを見つめ直すきっかけになる書籍だと感じています。