先日のレッスンでのこと。
「精油の安全性・危険性」のレッスンだったのですが「誤って皮膚に精油の原液を垂らしてしまったときどう対処すると良いと思いますか?」と問いかけました。
「わかる繋がる活かせるアロマ」の現在のレッスンはアロマ経験者さん向けですので、時折こういった学び、知識の確認をしながら進めています。
忘れてしまっていることはまた頭に入れていけばいいし、間違って記憶していることは正していけばいいことです。そのための確認です。
で冒頭の質問ですが3名いた受講生さん全員が全く同じことをおっしゃいました。
「大量の水で流すと学んだのですが・・・」
どこかでこの対処法は違うんじゃないかな?と思いつつ、テキストにも書かれているし、そう学んだし、ということでモヤモヤしつつもそうなのかなぁ?と思ったとのことでした。(何か違う!と感じたところが素晴らしいです)
これは情報のアップデートの良い題材です!!
精油の性質をまず考えてみましょう。
精油は脂溶性です。成分の中にはわずかに水に溶ける性質を持つものもありますが、基本的に油に溶ける性質です。
油とは仲が良いけれど、水とは仲が悪いのです。
ということは、皮膚に誤って精油の原液を垂らしててしまった時の対処方法として「大量の水で洗い流す」は違うんじゃないか?と思いますよね。
おそらく大量の水で流しても精油を取り去ることはできずに逆に広げてしまう恐れがあります。
この場合は相性の良い油で優しく拭き取るのが良いです。植物油(キャリアオイル)があればそれを使えばいいし、なければ食用の油でも良いと思います。同じ性質のものを使って拭い去るのが正しい対処法です。その後に石鹸水などで洗い流せば良いと思います。
学んだことをそのまま受け取るのではなく「なぜそうなんだろう?」と考えてみたり「それはちょっと違うような気がする」と思ったら、自分で調べてみることをおすすめします。
私自身も市販のアロマ本を読んでいても、結構「??」となる文章に出合うことがあります。
そんな時はそのまま流さずに調べることをしています。
「テキストに書いてあったから」「そう教わったから」から卒業すると、アロマプラクティショナーとして
大きく成長できますし、自信を持ってアロマを伝えられるようになります。
「わかる繋がる活かせるアロマ」アロマ経験者さん向けのレッスンでは、覚えることが目的ではなく理解することを目的に、そして理解したことをしっかりと活かせるように、講師が一方的に伝えるだけでなく、一緒に考えたりディスカッションしながら進めています。
こちらのレッスンはご都合の良い時からスタートが可能です。
「わかる繋がる活かせるアロマ」
アロマを学んできたのに活かしきれていない・・・そんな方におすすめです。