「わかる繋がる活かせるアロマ」レッスンテキストの「精油の安全性・危険性」の部分の執筆を担当しました。
このレッスンを立ち上げる際に私が一番お伝えしたかったのがこの「精油の安全性・危険性」の部分でした。
お伝えするのが当たり前と思っていたので、なぜそこにこだわるのか深く考えたことはなかったのですが、
先日「なるほど、そうか!」と思ったので綴ってみようと思います。
私が本格的にアロマの学びをスタートしたのが2009年のことです。
もう12年も前になるんだな〜と今書きながらちょっとびっくり(笑)
2009年にナードのアロマアドバイザーのレッスンを受け始めました。
環境の変化、心身の変化、そこに対応できない自分に対して自己嫌悪に陥ってしまい、
もがき苦しみストレスを感じてしまっていたことがアロマを学ぶきっかけでした。
「香り」が気分を変えてくれるということをなんとなく知っていて、雑貨屋さんで精油を買ったりしていました。
独学で学びアロマ検定を受けましたがなんだか物足りない。。「もっと本格的に学んで役立てたいな」と思っていたところ、ナードアロマテラピー協会という団体を知りました。
そこでの学びは私の中の「香りで癒されるアロマ」だけじゃない世界を見させてくれて、精油ってすごい!!と
思わせてくれました。
成分から考えて精油を使う、そして実際に使ってみると、ちょっとした不調が改善されていくという、精油の素晴らしさにどんどんハマっていきました。
当初はアロマを仕事に!なんて微塵も思っていなかったのに、こんなにも精油が私の心と身体を改善してくれるならば、これを自分以外の人にも伝えなきゃ、伝えたい!という思いが芽生えてきました。
そしてインストラクター、セラピストとしての仕事をスタートするのですが、ちょうどその頃、精油をおかしな使い方をする人たちがいる、ということを耳にします。
意味もなく精油を飲用する、原液塗布する。いやいやその使い方、まずいでしょ、怪しいでしょ!
「精油の品質がいいから大丈夫」と言っているけど、いくら品質が良くてもその使い方はあり得ない・・・。
品質の良さが意味もない精油の飲用・原液塗布には繋がらないです。
それと並行して「世の中に出回っている精油のほとんどが混ぜ物、純粋ではない精油である」という衝撃の事実を知り、
自分が使っている精油ブランドももしかしたら純粋じゃないのかも・・・と疑心暗鬼になりました。
おかしな精油の使い方をする人たちがいる。
世の中の精油のほとんどが純粋ではない。
精油の素晴らしさをお伝えしていこうとスタートしたばかりなのに、そんなダークなアロマの世界を知り、ものすごく不安になりました。
ただ不安になっているばかりではダメだ!
ちゃんと調べよう、ちゃんと学び直そう!そう思い、今に至っています。
怪しい使い方、精油の偽和、そんな世界がどんどん広がってしまったら、アロマの素晴らしさ精油の可能性が失われてしまう、そんな危機感を持っています。
精油って曖昧な部分がとても多いのも事実です。
だからこそ丁寧に学び続ける必要があるのです。
それがアロマの世界を信頼してもらえる大事なことだと思うのです。