レッスンで取り上げる「ローズ精油」。先日も深い考察の時間を費やしました。
精油を考察するのには「安全性」を考える上で「成分・作用」は外せないのですが、それだけでの考察だと、
本質を見ることは難しいと思います。
特にローズ精油は不明な成分が多く、その成分が私たちにどのような働きをしているのかも未知の世界です。
そういう未知の世界があるからこそ面白いとも言えるのですが^^
そのローズ精油。
ローズを「バラ」「薔薇」と表現すると、どんなイメージが湧くでしょうか?
先日のレッスンではちょっとした「ローズの勘違い」について話が及びました。
「バラ」「薔薇」というと、観賞用の真っ赤な薔薇が自然と思い浮かびます。
そして香りも濃厚な(合成の)香りが思い浮かびます。
そこから勝手に「妖艶なマダム」「熟女」が思い浮かび、「もっと私を見てちょうだい!」と自己アピールがすごい、
ちょっとネガティブな感情も入ったイメージが浮かぶ・・。
私たちがイメージしている薔薇は、見た目も香りも、人が手を加えた薔薇の姿なんですよね。
観賞用に品種改良を重ねて、美しい姿の薔薇が世の中にはたくさんあります。
そして香りも合成の香りが溢れています。
人が手を加えた薔薇と精油のローズは違うよね??では精油のローズってどんな姿?どんな香り??
そこからローズ精油の本質が見えてくるかもしれないよ。なんて話をしました。
精油のローズはダマスクローズと言われる種類のものがほとんどです。
姿はこんな感じ。
真っ赤ではないですよね。可憐なピンク色をしています。
私も初めてダマスクローズを見たときは、この可憐なピンク色にちょっと拍子抜けしてしまったのです。
どこかで「真っ赤な薔薇」をイメージしていたのですよね。
そして香り。
文章から香りをお伝えするのは難しいのですが、合成の香りを嗅ぎ慣れた方は「これがローズ精油の香りですか」と
不思議そうな顔をするくらい、ちょっとグリーン調の香りがします。(香りの感じ方には個人差がありますが・・)
ダマスクローズから得られる精油は、可憐な少女のような、これから花開いて魅力的に成長していく、そんなイメージも
含んでいるような気がします。
そして自分にはこれから花開く未知の魅力があることを十分知り尽くしている。そんなイメージが浮かびます。
(あくまでも個人のイメージです)
ローズ精油は「愛」というキーワードで語られますが「愛」って抽象的な言葉でもありますよね。
その愛はどこに向かっているのかな?と考えた時、私は自分自身に向かっている「愛」だと感じました。
「自分を丸ごと受け入れること」「自己受容」そして「主役は自分」というメッセージ。
ローズ精油が気になる方は「もっと自分を大切にして愛してあげることをしてあげて!」と言われているのかもしれません。