混乱するCinnamomum camphora 精油たち

クスノキ精油の話題が続きます。

特別好きな精油ではないのですが「Cinnamomum camphora」という学名がつく精油たちについては、
長いこと勝手に振り回されている気がしています(笑)

この学名を持つ精油はいくつかあります。

クスノキ精油 Cinnamomum camphora Presl.

ホウショウ精油 Cinnamomum camphora Prest.var.linaloolifera Fujita

ラヴィンツァラ精油 Cinnamomum camphora 


クスノキ精油はカンファーという日本語にすると樟脳という成分を多く持つ精油です。
ホウショウ精油はリナロールを多く含み、ラヴィンツァラ精油はシネオールを多く含みます。
いずれも精油の抽出部位は「葉」です。

(ちなみにホーリーフ精油はホウショウ精油の英語読み、ホーウッド精油はホウショウの木部から得られる精油です。リナロールを多く含むのでローズウッド精油の代替として数年前から活用されています)

アロマの世界ではこの3つの精油の関係性を「ケモタイプ」としていますが、植物学的分類では違うようです。

ホウショウは学名にvarとついていますので変種とされていて、ラヴィンツァラはアジアからマダガスカルに植林された際に突然変異によって成分構成が変わり、カンファーから1,8シネオールを多く含む植物に変わりました。

植物学的にケモタイプは遺伝的なものとされていますので、この3つの関係性はケモタイプではないんじゃないかな?と私は思うのですが、アロマの世界ではケモタイプとして分類されています。

植物目線からするとそんなこと人間が勝手に決めたことなんだから知らんがな!な話かもしれませんし(笑)、
ケモタイプなのかそうじゃないのかと気にする必要もないのかもしれませんが、気になっちゃうんですよ。

植物の生態や植物分類学的なことを知ることで、もっと精油の深掘りができて、その精油を必要としている人に
「なぜ今その精油が必要なのか」を言葉でちゃんと伝えることができるんじゃないかと思うのです。

ここまでCinnamomum camphoraに取り憑かれ振り回されている私(笑)

Cinnamomum camphoraの名を持つ植物たちはなかなかの強者なのではないかと思うのです。

ガツンとくるクスノキ精油、柔らかいホウショウ精油。

スッキリさせてくれるラヴィンツァラ精油。

私が一番好きなCinnamomum camphoraはラヴィンツァラ精油です。

精油の考察をしている時が実は一番楽しかったりします。

その楽しさをアウトプットする場所がアロマアナリーゼセッションであり、精油のブレンドであり、レッスンであるのです。

精油の物語、一緒に楽しみませんか??

この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマアナリスト
アロマアナリーゼインストラクター
NARDアロマテラピー協会認定 アロマインンストラクター
NARDアロマテラピー協会認定 アロマセラピスト