同じ言葉を3回聞いたらその言葉は自分自身にとって何か意味のあることだ、ということを聞いたことがあります。
最近同じ質問を3回いただきました。ということはこの質問も意味があることかも?
「アロマオイル」と「精油」は同じなの?
という質問です。
私たちアロマプラクティショナーはアロマセラピーに使うオイルのことは
精油 または エッセンシャルオイル
と呼んでいます。
(厳密には圧搾法で抽出されたものは「エッセンシャルオイル」ではなく「エッセンス」と呼んでさらに区別しています。)
以前、郵便局から精油を送る際に品名のところに「精油」と書いたら「これは何ですか?」と聞かれたので、
「アロマで使うオイルのことです」と答えたら「ではアロマオイルと記入してください」と言われ、釈然としなかったことがあります。
(ちなみに「精油」を郵便局から送る際ですが航空便の場合は諸々規制がありますので注意してください!別の機会にブログに書きます!)
この郵便局員さんとのやりとりから分かるように、世間一般にはアロマセラピーで使うオイルは「アロマオイル」として認識されているようです。
では「アロマオイル」と「精油」は同じかというと、私はそうは思いません。
アロマセラピーは「植物から抽出した芳香成分を使う」「植物由来であることが絶対条件である」と私は定義しています。
「アロマオイル」という名称で合成の香料が売っていたりします。これは私のアロマセラピーの定義からは外れてしまうので「アロマオイル」=「精油」ではないということになります。
(ここでは合成香料と天然香料は違うと言いたいだけであって決してどちらが良いとか悪いとかではありません。あ、この話も書いた方が良さそうですね〜)
ただ、先ほどの郵便局員さんとのやり取りのように、アロマセラピーを知らない人には「アロマオイル」という言葉の方が理解しやすいのですよね。そのためこの言葉を使うアロマプラクティショナーの方もいらっしゃいますし、ショップでも精油をアロマオイルと明記して販売しているところもあります。
「分かりやすさ」でアロマオイルという言葉を使ったり、香りを楽しむだけでしたら問題はないと思うのですが、肌に直接塗ったりするのであれば「アロマオイル」ではなく「精油」を使うことはしっかりお伝えした方が良いと思っています。
この辺りのお話もレッスンの中に盛り込んだ方が良さそうですね〜。