肝に銘じたこと

自分にとっても読む方にとっても今回の記事はちょっと辛口かもしれません。

「肝に銘じたこと」

それは

「そんな時こそアロマだよ」
「そんな時こそ精油だよ」


この言葉は意識的に「使わないように」しようと思ったのです。
それは自分自身の経験から感じたことです。

「もしかしたら自分は大病に冒されているかもしれない」という不安と恐れで暗闇の中にいた時のこと。

そんな時こそアロマだよ、そんな時こそ精油だよ、という気持ちにはならなかったのです

光が見えない出口が見えない暗闇の中にいる時、私は、精油の香りに頼ろうという気持ちには一切ならなかったのです。

「そんな時こそ放っておいて」そんな気持ち。家族とすら話をする気にもなれませんでした。

暗闇の中、光を求めて彷徨う時間、自問自答する時間。

その苦しい時間を経て、やっと自分という人間を「どんな自分でもいいんだ」と丸ごと認められた時、
やっと暗闇の中に一筋の光を見つけられた時、出口を見つけられた時。

その時にようやく精油に手を伸ばす、サポートをしてもらおうという気持ちになったのです。

精油は万能ではありません。
なんでもかんでもアロマや精油が救世主とは限らないのです。

多分この経験がなければ、私は生徒さんやクライアントさんに対して、安易に「そんな時こそアロマだよ」「そんな時こそ精油だよ」と勝手にお節介なアドバイスをし続けて、傷ついている人たちをさらに追い込んでしてしまったかもしれません。

暗闇を経験したからこそ気づけたことです。

とはいえ。

私をサポートしてくれる心強い相棒として、精油を信頼し続けることに変わりはありません。

ようやく精油に手を伸ばせた時、とても不思議な体験をしました。

それは改めてお伝えしようと思います。






この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター