木を見て森を見ず

先週末のことですが、私が所属しているコミュニティー・魔女ラボのイベントで山梨県甲府市に行ってきました。

「日常にある杜を味わう」

トトラボの村上志緒先生のガイドで午前中は「武田の杜」を植物観察しながら散策し、午後は村上先生の講義と身近にある薬草を使った実験やシラベを使ったバーム作りを楽しみました。

まずは「武田の杜」を散策していて気づいたことを綴ります。

美しい八ヶ岳の姿
上を向いたり・・・
下を見たり・・
楽しそうに歩いているところを激写されました^^

お天気に恵まれ素晴らしい景色の中の散策となりました。

村上先生からは植物観察のコツを教えていただきました。植物と太陽の関係、どんな風に眺めたら植物の気持ちに近づけるか、などなど。

身近な植物のタンポポをマカダミアナッツオイルに漬け込んだ「タンポポオイル」が午前中で一番びっくりしたことでした。
写真を撮り忘れてしまったのですが、午後にはオイルの色が変わってきていました。
抗炎症作用があり万能油として使えるそうです。

散策をしながら考えていたことがあります。

アロマテラピーの主役である精油。その精油は植物の一部分です。

精油そのものに目を向けて、成分や作用、香り、それがどんな風に心身に働きかけるのか?ということを私たちは熱心に学びます。
それはとても大切なことです。「木」を見て学びを進めていきます。

ですが精油のもとの姿である植物のことを知らなすぎではないか?
さらに言えば植物全体のことを知らずに精油を語れるのか?

全体像「森」をしっかり見ることの大切さをあらためて強く実感しました。

これから開講する「脱アロマ迷子・アロマテラピー講座」のレッスン1では「植物を知る」というタイトルで、
植物の進化、繁栄、そして人間との関わりについて学びます。

私自身がアロマの学びを深めていく上で植物を知ることの大切さを強く感じてきました。
この部分を知ることで精油への深い理解が進むとも感じています。

まず全体を眺めること、それから部分へ目を向ける深めることをしていきたいと思っています。

「精油のなぜ?」も大事だけれど「植物のなぜ?」はもっと大事

これから大切にしていきたい想いです。


この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター