認知症とアロマ

数年前に「認知症とアロマ」が話題になりました。

アルツハイマー型認知症は最初に嗅覚機能が低下すると言われていますが、嗅神経細胞や海馬の細胞は再生することがわかっていて、そこを利用したのが認知症予防のためのアロマテラピーです。

昼にローズマリー精油とレモン精油、夜はオレンジ精油とラベンダー精油を嗅ぐというもの。

ローズマリーといえば一般的にローズマリーシネオール精油という認識なのですが、ここで使うローズマリー精油はローズマリーカンファー精油です。

理由は「カンファーの神経毒性」を利用するためです。

え?神経毒性のある精油を使って大丈夫なの??と思いますよね。

「毒と薬は紙一重」と言われるように用法や用量により毒にも薬にもなります。

カンファーという芳香分子には神経毒性がありますが、神経毒性があるからこそ神経に効果があると考えられ神経細胞を刺激して効果を得られるとしています。

こういう精油の研究があり認知症予防として精油が注目を集めるのは嬉しいことですが、これらの精油の香りが嫌いだったら・・・効果はどうなるのでしょうね、と思ってしまいます。

嫌いな香りはストレスとなります。良かれと思って無理に嫌いな香りを嗅ぎ続けてストレスを感じるっておかしな話ですよね。

それならば、好きな香りを嗅いで心地よくいられた方が良いのでは?と思ってしまいます。

香りを嗅ぐという行為そのものが認知症予防にも繋がるのではと思います。

どの香りを嗅いでも嗅細胞と海馬は刺激されるのですから。

脱アロマ迷子アロマテラピーレッスンでは「嗅覚の仕組み・働き」についてもしっかりと学びます。

脱アロマ迷子アロマテラピーレッスン

この記事を書いた人

山野 笑子

アロマテラピーに出会い「大丈夫、私ならできる」と自信が持てたことをきっかけにアロマテラピーの学びを深める。
精油は私の人生に彩りを与えてくれたことから、2013年千葉県松戸市に「アロマテラピースクール&サロン irodori」をオープンする。
アロマテラピーのレッスンを通じて「一人一人が自分にしかない魅力に気づくことで、望む未来へ向かって一歩踏み出せる」と伝えることを自らのミッションとしている。
何事も前向きに捉える姿勢とアロマテラピーに対する知識と情熱から、安心感がある、信頼できるとの感想を多くいただいている。

アロマインストラクター